獣医療トラブル体験談

「5種混合ワクチン」については、緊急提言のページを設けました。
こちら(準備中)をご参照下さい。




症例2:ワクチン接種によるアレルギー反応 ご相談者 K様
■ワクチン
  フェロバックス5
■患 蓄  猫
■種 類  mix
■年 齢  1歳
■性 別  メス
症状(ご相談者からのメールより抜粋)
今日予防接種にいったら急性のアレルギー反応が出てネコが入院することになってしまい、副作用についてネット検索しているうちにHPを拝見するに至りました。
あまりに急激な拒絶反応に驚き、まだ入院中の猫がとても気がかりです。他の愛猫家の方々にご参考になればと思い、ご連絡差し上げました次第です。
家の猫はメスの雑種で、インターネットの里親募集で引き取りました。引き取った時、既にフェロバックス3の接種を受けており、予防接種証明書もいただきました。
前回の接種から1年がたったので、今日近所の獣医に予防接種につれていきました。
前10年以上飼っていた猫もお世話になった、信頼のおける獣医です。

「今度から5種混合ワクチンに変わりました」と言われ、検温も平常で問題無かったのでそのまま接種を受けました。
ところが、徒歩5分なのですが、自宅に戻ってから今まで聞いたことの無い太い声で鳴き始め、嘔吐を始めました。
最初は病院にいったショックかと思いましたが、5分たっても嘔吐が収まらず、それどころか呼吸も荒くなり口を大きく開けてあえぎ始めました。
口からは泡のような粘液が出っぱなしです。前看取った猫の臨終にそっくりだったので(尿毒症でしたが)、これは命にかかわると思い、すぐ病院にとって返しました。
病状を伝えるとすぐに何かの注射を2本打ち、そのままICUに入れられてしまいました。
注射をしてから15分もたっていません。嘔吐は全く収まらず、1分おきくらいに泡や胆のようなもの、血の混じったような赤い体液も吐いています。腰が全くたたないようで、座り込んだまま下痢のようなうんちを大量に垂れ流してしまいました。
呼吸も1秒に3回くらいのとても速いテンポで、口を上に開けてあえいでいます。
このような状態が1時間半続き、吐く間隔が広くなって呼吸が少しマシになってきたので(口が閉じただけですが)また夜見に行くことにして私だけ帰宅しました。
接種後6時間たち、獣医から連絡があり、落ち着いたがまだよだれを流しているということなのでまだ入院中です。獣医によれば5種混合ワクチンのどれかにアレルギーが出たのでしょう、との説明でした。
これほどひどいものは猫では初めてだそうです。可能な限り別のワクチンを扱う業者を探してみる、と言われました。
もし家が徒歩5分の場所で無く、高齢の猫だったらと思うと助からなかったのではないか、と思いました。
今後は獣医と話し合ってワクチンの接種を決めようと思いますが、もしこの体験談が他の方の参考になればお役立て下さいませ。

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●プラーナの見解
5種ワクチンに関しては、非常に我々も危惧しております。
白血病ワクチンは場合により非常にリスクも伴う可能性があるものなのに、それをあわせて5種とすることに我々は不安を感じずにおられません。
(白血病ワクチンと猫ワクチンについての詳細はHPにもありますのでそちらを御参照下さい。)

今回の事例のk様の猫ちゃんは特別にワクチンに対しての感受性が強かったのだと思いますので、全ての猫が同じようにアレルギーを起こすというものでは決してありません。
それによって未然に病気を防ぐことが出来ている場合の方が当然ながら多いとも思います。
しかし全国の飼い主さん達には、こういうリスクがあることも知っていて頂きたいと思います。
必要以上に神経質になる必要はないかもしれませんが、このようなリスクはあまり報告されることがなく、我々飼い主は何の知識も持たぬまま、疑いもなく、行ってしまいがちです。善かれと思い信じた医療行為が逆にその命を脅かすことにならないように、我々飼い主もその効果やリスクをきちんと理解した上で、信頼出来る先生の元、充分な説明を受けるようにしたいものです。

さて、今後ですが、今回こんなに激しい症状が出たのでしたら、ワクチンはもう2度と打つべきではないと思います。むしろ、2回目より3回目と回を追うごとにアレルギーというのは症状が重く出るようになるものです。
このような重篤アレルギー症状が出た子は今後はもっと危険です。ワクチン接種によって何らかの副作用が出た犬猫の飼い主さんは充分注意なさって下さい。


症例1:インフォームド・コンセント ご相談者 U様(6月11日)
■患 蓄  
■年 齢  7歳
■性 別  オス(去勢済み) 

症状(ご相談者からのメールです)
いつもお世話になっております。
以前ご相談させて頂きました、咳の出る猫、先週、他界致しました。今日は初七日です。
「レントゲンに影が出た。」と申し上げましたが、5月13日(火)にかかりつけの医者の紹介で某大学病院に行き、『喘息からの肺炎、放って置けば4ヶ月ぐらいの命。』と言われ、即入院を勧められました。
私達もびびってしまい、とても気の弱い子ですから、同じ入院するのなら、遠くの大学病院より近くの医者の方が、夜会せてもらえるかもしれないし、家族皆が行ってやれるから・・と、申し出てしまいました。某大の先生は快く「じゃぁ僕から説明してあげますよ。」と言ってくださったし、病院の受付のところには、「あくまで紹介医の指示に従いながら〜」と書いてあったので、連絡をして指示するのかと思ったのです。
その時は、紹介医をとても信頼していましたし。その後待合室で随分待っている間、他の患者の保護者の方と話しているうちに『設備だって雲泥の差だし、やはりこのまま預けた方がいいかな?』と思い出し、そう言いに行ったのですが、既に連絡・了承済みだったので、紹介医に遠慮して、”紹介医にちゃんと設備が有る事””思わしくなかったらつれて来てみてもらえる事”と確認してつれて帰る事にしました。
ところが、入院準備をして連絡すると、「通院で大丈夫です。」と言われたので、「大学病院の先生は駄目だと言いました。」と食い下がったのですが、「同じですから大丈夫ですよ。」と、通院になりました。確かに猫にとっては、入院させられるよりは毎日家に帰れる方が気分的にはいいだろうと思いましたが、結局「嫌がるから」と吸引の治療は無し、朝預けて注射をし、某大で貰った薬を飲ませる(うまく飲むと言うから観に行ったら、私より下手だった)、夜は私が薬を飲ませると言う治療だけをしていました。
たいしてよくなっているとも思えず、更に痩せたように見えたので質問しても「指示どうりやっている」の一点張りで、某大からの薬が切れた2週間目(その病院で同じ薬と言って出されたものを飲ませ続けました)「今日は熱が高いから注射はしなかった」と言うようになり、注射をしたりしなかったり、相変わらずちゃんと説明もしてくれないまま月曜日、呼吸が荒くなったので心配して電話をすると、夜なのに呼吸器に入れると預かってくれました。
その時の説明は、今迄の「大丈夫」とは変わって、自信の無いものになっていました。
その日まで食欲だけはあったのに、預けてからは、一切食べなくなってしまい(ビビリなので)その夜は呼吸困難になり、また入院、でもその医者は「食べないと薬も飲ませられない。」と言い、私が突っ込んで質問すると、呼吸器の中で死ぬ事も有るなどと言い出しました。少し知恵をつけた私が、「血液検査の結果はどうです?」と聞くと「していませんよね!」と少しむっとされたので、「大学病院でしましたよ。」と言うと、聞いていないとのことでした。
それまで、「某大の先生と連絡を取り合ってやっているのだから」と母に止められていましたが、せめて説明くらい聞きたいと、某大に電話したところ、そんな事実はない事が判明しました。確かにだれも連絡を取り合っているなどと言っていません。
大学の張り紙と、待合室での他の飼い主との会話、『指示する』とか『指示通り』の言葉から母が勝手に誤解したのです。
が、某大の指示と言うのは、初めの見立てと薬だけで、症状の変化も見ずに、同じ治療だけをただ繰り返していたのです。

某大の先生は(この先生も夜中にわざわざ電話口に出てくれた)「連れてくるなら(週2日の診療日に)観るけれど、今の状態で動かすのは危険だし、必ず直せるとは限らない。休んでいるうちに症状が安定する事も有る。」とおっしゃったので、取りあえず、安定を待って家に連れて帰り、酸素室を作り、無理矢理食事もさせて、少し回復したように見えました。
呼吸の回数は安定したけれど、お腹の方から変な音がするので心配でしたが、もう少し安定したら、金曜日にでも(大学病院も、人に紹介された救急病院も診療日なので)会社を休んで医者に連れて行こうと思っていた水曜日、死んでしまいました。
連絡があったので「どこでもいいから医者に連れて行って!」とつれて行った病院は、最初に行った冷たいと感じたところですが(後に紹介医に行ってみたら、とても親切に診察してくれた上で「呼吸音もきれいだし、悪い病気ではない。」と言わたものです。誤診だったわけだけど、その丁寧に診てくれたところに、言葉は適切ではないけれど、だまされました。)人工呼吸の設備も有って、紹介医>のいい加減さを思い知った後では「こちらにくればもう少し違っていたかも・・・」と大後悔でした。
でも、おかしいと思った時にはどこにもつれて行けなかった(動かすのが危険だと思ったから)のです。
そこで撮ったレントゲンでは、消化器の方まで空気が入ってしまい、かなり酷い状態で、体重は何と2.2kg、骨と皮に成り果てていました。
何もしないで4ヶ月と言われて、すぐに治療したのに3週間、変に気を使って「おかしい!」とはっきり言えなかったがために悔やんでも悔やみ切れません。
その病院は、夜中でも留守電に入れたら連絡をくれたし、診てくれた。一生懸命にはしてくれたとは思いますけれど、説明も出来ず、わかりもしない治療をするような医者は凶器です。彼は犬のフェラリアも治せなかった。
拾った犬がフィラリアで、薬を受付けなかったら母に「仕方がありませんね、自然に死ぬのを待ちましょう。」と言ったそうで、まさか医者がそんな事を言うはずが無い、母が聞き間違えたんだと思っていましたが、思い起こせば、犬の血尿も(去勢すればいいと言われて虚勢はしたけど)別の猫の湿疹も、何一つきちんと治ったものはないのです。
優しいだけで信用してしまい、愛猫に申し訳なさでいっぱいです。そう高くないし、嫌がる事を余りしない(つまり動物が嫌がればきちんと治療をしない)ので、予防接種や、動物にお金をかけたくない人にはいいでしょうが、私達のように、何としても助けたいと思っている飼い主にとっては、とんでもない医者です。
愛猫がちゃんと食事をしたのは治療を始めて1週間のみ、言われるままに預けるまでは食欲だけはあったのに、訳も分からないままどんどん弱って死んでしまった・・・
こんな事ならどこにもつれて行かず、家でそうっとしておけば良かった・・・

私に知識が無かったばかりに、無駄な治療にストレスだけをかけ、それでも私達を怨む様子も無く、されるがままに協力して、訳も分からず急死した愛猫が哀れでなりません。
>確かにあの医者が殺したわけではないかもしれません。他のところなら助かったかどうかだってわからない。
とても親切だし、悪徳ではないけれど、でも、きちんと診察もせず、大丈夫といい加減な治療をしながら弱っていくと説明も無く駄目かもしれないなどと言う様では、はっきり言ってやぶ医者です。
咳をしだしてから、医者にかけたり、あちこち相談したり、何もしなかったわけでは有りませんので、あの仔の運命と言って貰えばそうかもしれないけれど、私の判断が悪い方悪い方に転がった事を思うと、やはり悔やんでも悔やみ切れないのです。

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●プラーナの見解
インフォームド・コンセントの大切さを実感させられる事例です。
この方の事例の場合は、明白にそこに医療ミスがあったというものではないかもしれません。
もしかしたら担当の先生も御自身なりの治療方針に基づかれ、1番適切と思われた治療を出来る限りの手を尽くして行って下さったのかもしれません。
そのことは飼い主さん自身も1番よくわかっておられます。
しかし、そうであるなら、もっとその御考えや治療方針の説明を飼い主さんにしてあげて頂きたかったです。
もし、もっと話し合いが出来ていれば、違う選択も出来たかもしれません。それが後悔となって飼い主さんを苦しめています。
充分な話し合いが出来なかったばかりに信頼関係を築くことが出来ず後々までしこりが残ってしまう場合も動物医療の世界では
決して少なくありません。
大切な命を託すのですから、飼い主さんも遠慮せずに納得するまで質問をして頂きたいし、お医者様も面倒がらずにそれにちゃんと答えてあげて頂きたい。自ら積極的に説明もして欲しい。それを拒む、もしくはそれが出来ない先生なら、大切な命を託すべきではないと我々は飼い主の1人として思います。そんな事例として御紹介させて頂きました。



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