『学校飼育動物の飼育環境改善のため声をあげて下さい。』

学校における「スクールアニマル」については、全国的にうさぎなどの動物の環境が最悪なところが多いようで、以前より心を痛めるところでした。
子供達への命の教育のためと飼育されているのにも関わらず、現状はほとんど世話もされずに放置されている場合も少なくなく、これでは教育の上でも全く逆効果なばかりでなく、教育現場においての動物虐待ともなりうり、早急な改善策が必要です。
しかし、動物飼育を指導・管理するべき学校の先生方は日々の仕事に手一杯で、どうしても「余分な仕事」的になってしまっているのが現状のようです。
飼育動物のための予算となるとないにも等しい状況である場合も多く、実際この現状を改善していくには、やはり公的機関の協力が不可欠です。
そんな中、獣医師会と学校が連携する動きが全国で広がってきており、文部科学省が獣医師会とネットワークを結ぶよう呼びかけを始めました。

詳細を記した神戸新聞の記事を以下に引用します。

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●学校飼育の動物ピンチ ー過密状態で衰弱、餓死/「自然淘汰」と教える教師ー

「文科省、獣医との連携訴え」

学校飼育動物を守ろうと、地域の獣医師会と学校が連携する動きが全国で広がっている。命の大切さを学ぶために飼育しているのに、十分な世話を受けられない動物が後を絶たず、逆に子どもたちが命を軽んじてしまうケースも少なくないからだ。
文部科学省もこのほど、獣医師会とネットワークを結ぶよう呼びかけた。(木村信行)

「助言生かし改善例も」
連携が求められる背景には、学校現場で目立つ悲惨な飼育状況がある。
担当教員の知識が不十分でけがや病気になっても放置しているケースが少なくないという。
昨年から獣医のアドバイス受けている明石市立中崎小学校。「仲良くさせたい」という児童の希望で雄雌のウサギを同じ小屋で飼っているが、子どもがどんどん増える上、多くが死んでいた。
このため、獣医のアドバイスで雄と雌の小屋を分離。さらに去勢手術を施した。餌のやり方や抱き方など、動物が喜ぶ飼育のコツを教えると、子どもが率先して小屋の掃除をするようになった。
「汚いと寄り付かなかった子が熱心に世話をするようになった」と片山教諭は喜ぶ。

全国学校飼育動物獣医師連絡協議会(東京)のまとめでは、獣医師会と学校の連携は1989年は神奈川県相模原市だけだったが、2003年度には東京都渋谷区や福岡県など全国22都道府県の約250市町村に広がっている。
先進地の群馬県は教員への飼育講習、治療費の全額負担などで今年度1430万円を予算化。
このほか獣医師会への学校訪問の委託▽治療費の一部公費負担▽獣医師会のボランティアによる飼育指導―などがある。
文科省も5月「学校における望ましい動物飼育のあり方」と題する報告書を全国の小学校に配布。その中で獣医師会と支援ネットワークを結ぶよう提唱している。
兵庫県では神戸、西宮、明石、姫路市などで獣医師会などがボランティアで支援する。
しかし、教育委員会との正式な連携協定には至っておらず、遅れているのが現状だ。
兵庫県獣医師会・学校飼育動物検討委員会の松尾史朗さんは「正しい飼い方を知ることが命を大切にする心の教育にもつながる。県内全域で支援体制を整えたい」と話す。

「指摘された動物受難例」
【ケース1】
子どもに命の意味を教えようと狭い飼育小屋でウサギに無制限に出産させ、過密で死体が散乱。
「残酷だ」と訴える子どもに「これも自然淘汰」と教えた教師。

【ケース2】
夏休みや冬休みの世話が不十分でニワトリが餓死や脱水死、飼育係が「死体処理係」と呼ばれている学校も。
餌やりも不定期で、飲まず食わずで我慢している動物。

【ケース3】
ウサギやチャボは最強のオスがメスを束ねて暮らす。
このルールを知らずに一緒に飼うため、オス同士がけんかを繰り返し傷だらけ。治療せず、化膿して全身がボロボロになっている。

<デスク日誌>
ピンチの学校飼育動物。「一番の背景は先生も生徒レベルの知識しか持っていないところ」と取材記者。
「昔は鶏や豚などを飼った経験のある農家出身の先生がいたもんですが…。」という校長の話が印象に残っているという。(R)

神戸新聞、平成15年6月7日


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2003年、兵庫県西宮市でも環境衛生課と兵庫動物推進委員会の間で改善に向けて話し合いが始まっています。
全国でもこのような動きが具体的に実現していくことを望まずにいられません。
そこで、全国の皆様に御協力を呼びかけます。
『出来ることから始めよう!』

1.皆さんのお住まいの地域の学校で、飼育動物の環境が劣悪な所があれば情報をお寄せ下さい。
現状を詳細にメールにてお知らせ下さい。都道府県、学校名、情報御提供者のお名前、ご連絡先電話番号、ご住所もあわせてお願い致します。
お寄せ頂いた情報は固有名や都道府県を省き、HPで公開させて頂きますので御了承下さい。
なお、情報ご提供者のお名前や連絡先、住所など個人情報は一切掲載致しませんので御安心下さい。
お寄せいただいた情報で改善が必要と認められた場合は、当会からその地域の行政担当者に改善の要望を致します。
■情報提供受け付け先
honbu@prana-japan.com 

メールで詳しい状況をレポートして下さい。画像もあればお願い致します。
*尚、頂いた情報に対して御返信はいたしませんので、あらかじめ御了承下さい。
本来ならば、御礼のためお1人お1人に御返信を差し上げなければならない所ですが、メールが大変立て込んでおります関係上、この度の呼びかけに関しては勝手ながら御礼の御返信を省かせて頂きます。
御理解の上、御無礼をお許し下さい。

2.皆さんのお住まいの担当行政と教育委員会に、獣医師会との連携による学校動物への飼育指導、環境改善に着手して下さるよう要望を行って下さい。(皆様個々にアクションをお願い致します。)


■御質問等はお気軽に本部事務局までお電話にてお問い合わせ下さい。■
本部事務局:(078)302−5255


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