全国どなたでも御利用頂けるように、ホームページ上でも里親探し掲示板を開設しています。 里親御希望の方は、掲示板をご覧下さい。 |
保護依頼、引き取り依頼について![]() |
プラーナでは現在、飼えなくなった犬猫や捨て犬・捨て猫の引き取りには基本的に応じておりません。 事務局には連日、引き取りや保護の依頼が何件も参ります。 その全てを助けてあげたいと切望するものの、ひっきりなしに来る依頼、その全てに対応するのは現実には不可能です。そのあまりの多さに、すでに収容場所も満杯で、スタッフが自宅につれ帰り引き取って対応してきましたが、その数が40匹程になるスタッフも出て参りました。 スタッフの生活や動物達の飼育環境を守るためにも、また、世話をする人間の人手不足や経済的な事からも、これ以上は、現実として受け入れる事が出来ません。 また、当会では一般の方々による「預かりボランティア」を募集し、保護した犬猫の預かりをお願いしておりますが、すでに、いずれも満杯で、どうにもなりません。 当会だけでなく、いずれの愛護団体でもこの状況はだいたい同じであり、常時引き取りに応じている団体はほとんどありません。心よく応じるのは、安楽死処分を行なっている団体か、飼育環境の悪化も厭わない組織であることが多いです。 また、実験動物取り扱い業者や繁殖業者とつるんでいる、いかがわしい組織もあります。 このような施設では「飼えなくなったペット安価で引き取ります。生涯飼育致します」と宣伝していますが、実態は、引き取った動物達の中から実験に使える動物を動物実験にながしたり、それ以外の子はほとんど世話もされず放置されているのが現状です。 また、精力的に活動なさっている愛護団体で、引き取りに応じている団体もありますが、いずれも有料での引き取りになり、生涯飼育の場合、数十万程かかります。 しかし、すでにこれらの団体も手一杯で、やはり現状ではほとんど断わっておられるようです。 我々にもう少し力があったならと本当に心苦しい限りですが、我々を含め、全国全ての愛護団体の人間が日々寝食を削りひたむきな努力を重ね、世に訴えていても、まだまだ現状では、後から後からひっきりなしに捨てられていく動物達の全てを救うことは残念ながら不可能です。 「愛護団体なら助けてくれる」と皆さん思われるようですが、国民1人1人の意識が変わらない限り問題が解決することはなく、愛護団体だけの力ではどうにもならないのです。 命を助けたいと願う気持ちを持って下さる市民お1人お1人の御協力なくしては、現実的に無理だという事をどうぞ御理解の上、皆様是非ともお力をお貸し願いたいと思います。 現在、当会では、依頼主さんに犬・猫の預かり先の確保をお願いした上で、あくまでも依頼主さん主体で責任を持って里親探しをして頂くようお願いし、当会がその里親探し活動を支援・協力する形で救済活動を行なっております。 これは、動物愛護団体や活動家の方々だけに負担がかかるばかりで、根本的な解決がなされないままの現状を少しでも変えていくために、不幸な動物を救いたいと願う市民の方々の中から1人でも多く保護活動が出来る人材を育て、市民の意識を全体的に向上させていくという目的もあります。 実際に里親探しの活動に参加して頂く事により、保護・里親探しなどの方法を学んでもらい、自らだけでなく回りの方達へも指導出来るようになって頂くことを望んでいます。 こうして救済の手を差し伸べられる人が増えることにより、さらに多くの動物達を救えるようになります。こういった取り組みを通じて、将来的に市民1人1人が当り前のように生命を大切に思える世の中を目指していきたいと思います。 我々も命を繋ぐために精一杯御協力させて頂きますし、そのための努力は惜しみません。 以上、御理解の上、御協力をお願いしたいと思います。 |
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「最後にもう1度―プラーナからペットを手放す人・これから飼いたいと思っている人へのメッセージ」
――重複しますが、もう1度最後にプラーナから、飼っていた動物を手放す方とこれから飼いたいと思っている方へお願いのメッセージです。―― 本来、動物を飼う時は生涯責任が持てるかどうかを良く考え、自信の持てない時は飼うべきではないのです。犬や猫は長かったら20年程生きるのです。いったん迎かえ入れた以上は死ぬまでかけがいの無い家族として心から愛し共に生きていくべきなのです。 しかし、当会にも日々、無責任な飼い主に捨てられた犬や猫の情報が寄せられます。 捨てるぐらいなら最初から飼うなと言いたいです。生命はアクセサリーやバックを買うのとは違うのです。まして、ゴミのように扱うなどもっての他です。あなたは大切な自分の家族を捨てることができますか?種は違えども共に生きている以上は大切な家族だと思って下さい。そう思える自信の無い人は最初から動物を飼わないで下さい。どんな事情があろうといったん飼った以上は手放すべきでは無いし、動物にとったら、たとえどんな状況でも飼い主と共に生きていけるのが一番幸せな場合が多いのです。 それでもどうしても手放さなければならない場合、保健所に持ち込むことだけはしないで下さい。 保健所は安楽死させてくれると勘違いをしている人が大変多いですが、決して安楽死などではありません。炭酸ガスによる殺処分は呼吸困難でもがき苦しむ悲惨なものです。ガスで死に切れなかった子はそのまま他の死体と共に生きたまま焼却炉に投げ込まれ焼却されるのです。 処分されるまでの収容されている子達は飼い主が迎えに来てくれるのを待ち続け必死で恐怖と戦っています。あなたは共に暮らした家族にそんな仕打ちをすることになるのです。 また一部の自治体では人になついた犬猫を動物実験に払い下げしています。払い下げられて実験に使われる子はもっと悲惨です。麻酔もされず切ったり貼られたり、残酷で恐怖に満ちた死ぬよりつらい思いをさせられるのです。実験に使われた犬は白衣を見ただけで恐怖のあまり血の混じったオシッコを漏らすと言います。 あなたがもし、誰よりも信頼していた人に捨てられてそんな立場になったらどうしますか? 安易な考えで動物を飼い、いらなくなったからと無責任に捨てる人は自分のエゴでその子を何よりの地獄に付き落としていることになるのです。 じゃあ、保健所はやめて安楽死させようなどと考える人もいるでしょうが、その子の命はその子のものであり決してあなたのものではないのです。誰も他者の命を奪う権利なんて無いのです。 では、捨てられた場合はどうでしょう。飼い猫が捨てられたら野良猫としてはよっぽどでない限り生きてはいけないと思って下さい。自分でエサを獲る術を知らぬ飼い猫は、場合によっては、2.3日で脱水症状になってしまうこともあります。生き延びてくれるかもしれないなどと甘い考えを持たないで下さい。 犬の場合は、捨てられ、放浪していれば、いずれは確実に行政に捕獲され、動物管理センターでの殺処分や払い下げによる動物実験の憂き目にあうしかないのです。 また、愛護動物を遺棄する行為は、2000年12月から施行された動物愛護法によって処罰の対象となります。(30万円以下の罰金) どうしても飼えなくなったら、では、どうするべきなのか。里親探しをして下さい。 新しい里親を見つけるのは決して難しいことではありません。情報紙に載せたり知り合いをあたったり、ポスターを作って獣医さんに貼らしてもらったり近所に貼ったりと方法はいくらでもあります。 本当に良い里親さんが見つかるまで責任を持って探すべきです。それが飼い主としての責任であり、また、そうでなければいけないのです。時間がかかる場合もあります。我々でも成犬の里親探しには2.3カ月位かかります。でも決してあきら めないで下さい。一生懸命取り組めば必ず里親は見つかります。頑張っても個人ではどうしても限界がある場合は近くの愛護団体に相談して手を貸してもらってもいいと思います。でもその時も決して相手まかせにせず、自分で行動して下さい。あなたのペットなら自分で責任を取らずに善意の他人に押し付けるようなことは決してすべきではありません。 本当に誠実な飼い主さんに対してはどの愛護団体も惜しまず協力してくれます。 ただし、里親探しは難しいからといって安易に安楽死を勧めるような団体もありますので、くれぐれも注意して下さい。 当会でも動物のことを本当に真剣に考えている方には全面的に協力いたします。 パネル展で扱わせていただきますので御連絡下さい。 本当に動物を飼うということは、たいへんです。でもあなたが愛情を持って接すればその苦労以上に大きな愛情を返してくれ、あなたを必ず幸せに導いてくれます。その子と過ごした日々はきっとかけがえのない生涯の宝と想い出になるでしょう。これから動物を飼いたいと思っている人も生涯責任を持つということをじっくり考えて家族として迎えて下さるようお願いいたします。 ★プラーナからのメッセージ 種や姿、形は違えども生命は皆等しく尊いのです。 我々は今、地球環境の危機に面しています。これからは人間の勝手な価値観やエゴを捨てて、まさに地球レベルで生命のことを考える時期にきていると思います。 まずは自分の近くにいる生命をいとおしむことから初めてみましょう。 みんなこの地球号に乗っている仲間なのですから。 全ての生命が共に愛し合える日がくることを心から願わずにはいられません。 |