ネット環境にあり、メールの送信が可能な方で、里親詐欺の被害に遭う命を救うための活動にご協力頂ける方を募ります。
この活動には人数が必要です。10名以上お力添えを頂ける方が出てこなければ再開することが叶いません。
ご協力頂ける方はプラーナ本部までメールでご連絡下さいますようお願い致します。
プラーナでは、約17年前の設立当初から、まだ世間ではあまり知られていなかった里親詐欺の存在に警鐘を鳴らし、その被害に尊い命が奪われることがないよう、里親詐欺被害防止の為のマニュアルを全国に先駆け作成し、全国の里親探しをしている方々へ御指導させて頂いて参りました。それは「プラーナ方式」と呼ばれ広く浸透し、全国で里親探し活動をなさっている方々のバイブルとして使われ、現在も全国の里親探し活動の基本となって多くの命を守っています。
プラーナ方式と知られないまでも、このマニュアルは里親詐欺だけでなく、虐待者やいわゆる飼育不適格者と言われる動物飼育に著しく適さない問題ある飼い主への譲渡防止にもなる譲渡システムであり、里親探しという活動が「命への責任を背負う命を繋ぐ活動」として行われるためのものであるという認識の大きな礎ともなり、この15年あまりの間に、全国の里親探し活動の現場に浸透して参りました。 (プラーナ方式譲渡マニュアル等、詳細については里親探しのページをご覧下さい。)
この啓発活動の一端にあったのが、里親詐欺被害を防ぐための警告メールです。
インターネットの里親探し掲示板などで里親募集をされている方々へ、里親詐欺という犯罪の存在を知らせ注意を促すと共に、被害に遭わないための譲渡方法をお伝えするものでした。里親詐欺が疑われる不審者情報と合わせ、毎日スタッフ・会員・ボランティアで手分けして、全国数多ある里親掲示板で里親募集されている方々お一人お一人にメールを送信し、里親詐欺被害を防ぐために尽力して参りました。
これにより約2年の警告メール送信活動で、当初は月間百件を越えていた全国からの不審人物情報や被害のご相談が、約一割以下にまで減らすことが叶い、里親詐欺被害の撲滅と防御に大きな役割を果たすことが出来ました。
しかし、里親募集されている全ての動物達を守りたいという切なる思いだけに支えられ続けてきた活動でしたが、重ねがさね、全国数多ある里親掲示板と膨大な里親募集されている方々に情報をお伝えするという作業は、並大抵なものではありませんでした。1日たりとも休むことの出来ない大変な労力の作業です。この活動を支えてくれたスタッフやボランティアさん皆様の、命への想いゆえであったことは言うまでもありません。
しかし、活動の手を確保・継続していくこともまた大変なことでした。
ちょうどメールでの啓発活動が2年たった頃、ボランティアさん達の生活環境の変化などにより、連日の活動従事の人手が足りなくなったこともあり、被害がほぼ抑制できたのをきっかけに、この警告メール送信活動を一旦休止することになりました。
それから約8年あまり、一時はほぼ被害を抑えていたものの、時の流れと共に最近になり、再び里親詐欺被害が再燃の兆しが出てきています。プラーナ方式の防御法は、この間も沢山の命を救うことに力を発揮してくれていますが、新たに活動を始めた方々も増えており、この防御法を知らず被害に遭われる事例も出て参りました。
そのため、里親詐欺被害の防御のため、警告メール送信活動を再開することが急がれると判断致しました。
しかしその為には人手が不可欠です。 活動を手伝ってくれる人数が多ければ、それだけ1人にかかる作業の負担も減ります。自他共に認める里親詐欺問題の先駆者であり第一人者としての長年の活動の中で、全国から寄せられた膨大な被害例・相談例を元に、改定を重ねてきたプラーナの譲渡契約書を含む防御マニュアルは、被害に遭う前に被害を防ぐ最も有効なシステムです。
渡してしまった後では取り戻すことはほぼ困難であり、事前に被害を防ぐことが最大の防御策なのです。
せっかく救おうとした命を自ら不幸にしてしまうという、動物達にも里親探し活動をなさる方にも哀しい結果を生まないためにも、この世にひとつのかけがえない尊い命を守るための活動に皆様のお力添えをよろしくお願い申し上げます。
プラーナは「里親詐欺防止ネットワーク」代表世話人です。
(2/24追記)
プラーナが2月15日に共同通信社、同18日に朝日新聞社から、里親詐欺被害の現状と「里親詐欺防止ネットワーク」の活動についての取材を受けました。詳細はプラーナ・ネットワークニュースの各記事をご覧下さい。
お手伝い頂く作業内容自体は、(担当頂くサイトに)里親募集の書き込みをされている方へ、当会で作成した啓発メールを送信して頂くという簡単なものです。(当会が返信不可の送信専用アドレスをご用意します。返信は当会本部アドレスを啓発メールの中でご案内します。)
ただ、募集されている方、1人とて洩れることなく、里親詐欺の存在を知って頂くためには「全体で」毎日の継続的な送信作業が必要です。しかし個人が連日、1日たりとも作業を欠かせない状況は負担も大きいので、3人くらいで一組になり、組ごとに担当して頂く里親募集サイトを決め、組の数人でローテーションを決めて頂くようにすれば、個人負担は軽減します。
具体的に言えば、週二回程参加出来るAさんと、週3日程参加出来るBさん、週4日のCさん、というようにそれぞれのご希望に合わせて、当会がセッティングして、AさんBさんCさんに1チームを作って頂きます。専用の「業務連絡用メーリングリスト」を作成致しますので、こちらを利用してローテーションを決めて頂いたり、打ち合わせや業務連絡などにご活用下さい。
例えば、月曜日と水曜日を担当したAさんが月曜日に都合が悪くなった時、事前に同じチームのメンバーにメーリングリストで呼びかけて頂き、空いている方に代わって頂くなどです。これなら急な用事の際にも互いにフォローしあえるメリットがあり、ご都合に合わせてご参加頂くことが可能になります。
しかしそのためにも人数が必要だということなのです。
ご協力頂ける方が多いほど一組の人数も増やすことが出来ます。
募集は10人以上としていますが理想はもっともっとそれ以上です。
連日の作業となると、なかなかお気持ちはあれどお気軽にお手伝いにご参加頂くことを躊躇されてしまう方も少なくないと思いますので、お一人でも多くの皆様のお力添えを頂けるよう、皆様のご希望とご都合を考慮させて頂きますので、どうぞ、空いているお時間の30分ほどを動物達の命を守るためにお貸し頂けますことをお願い申し上げます。
現在、まだまだ10人にも遠く及ばない状況です。
虐待目的の里親詐欺なども増えてきておりますので、一刻も早く再開したいのは山々ながら、重ねがさね、人数が足りなければ再開が叶いません。
どうかボランティアへのお力添えと共に、拡散にもご協力頂きますれば幸いです。(このページはリンクフリーです。)
皆様がお気軽に、安心してお手伝い頂けるよう、様々な配慮をもってご対応させて頂きますので、改めてよろしくお願い致します。 その他、詳細はお気軽に本部事務局アドレスまでお問い合わせ下さい。 (尚、ご参加頂ける人数が集まるまで、お申し出頂いたあと、御待機頂くことになるかと思われます。あらかじめご理解の上、ご協力お願い致します。)
お手伝いのお申し出を下さった皆様へお送りしているメールより抜粋。内容の重複部分はご容赦下さい。
里親詐欺の連中は日々その魔の手の触手を伸ばすがごとく、新たな投稿者を目を皿のようにして物色しています。過去の事例でも、恐らくインターネットにかじりついて、新たなターゲットを狙っていると思われる場合が少なくありませんでした。
私共からの注意をうながすメールが速いか、連中からのメールが速いか、ある意味、競い合うようにして、命を守るため尽力して参ったのが八年程前に休止するまで約二年連日1日たりとも欠かさず、皆で努めて参りました啓発メール発信活動の実情でした。
そのため、重ねがさね、この活動は全体でいえば1日たりとも欠かせないものではありましたが、此度の再開にあたっては、より息の長い活動にするためにも、皆様方の活動に参加出来る状況をお聞きした上で、みんなでいっしょに手分けして相談しあい、協力しあい行っていければと思います。また実際にやり始めると色々調整も必要になりますので、皆様が活動しやすいように努めて参りたいと思います。
この作業は長く地道にコツコツ続け、積み重ねていくことが必要な啓発活動ですので、皆様方には仮に連日ではなくても、息長くお力添えを頂きますれば幸いに存じます。
勿論、連日のお力添えは大変有り難く、大歓迎です。
メールを送信するという地道な作業ではありますが、かつてこの活動によって救われた命は、私共が概算する限りでも数千は下らないと思われますし、里親詐欺や虐待者のみならず、飼育不適格者や無責任な飼い主も含めると、恐らくその何倍も何十倍もの命を幸せなご家庭へのご縁に導く礎となれたと確信しております。そしてそれは今も全国の里親探しの現場で生かされ、命を繋ぐ効力を果たしてくれているはずです。
どうか皆様には、これからの命の救済のために、何卒、そのお力をお貸し下さることを心から願っております。あなたの行動が確実に数百数千の命を繋ぐことにつながっていくこの活動に、誇りを持ってご参加頂けますことも重ねて願っております。
何卒、よろしくお願い申し上げます。