以下のニュースの記事にもあるように、家畜動物だけでも今なお約65万匹が取り残されています。
日本テレビ・NEWS24
福島第一原子力発電所の事故で避難指示区域に指定されている半径20キロの圏内に、家畜のウシ3300頭やブタ、ニワトリなど計65万匹以上が取り残されているとみられることが、福島県の調べでわかった。大半は死んでいるとみられる。
県は、行方不明者の捜索も難航していることから対応は難しいとしている。
2011年4月19日 20:41
また、政府は22日午前0時をもって20キロ圏内を警戒区域と定める方針を決定して調整を進めだしたようです。
そうなると今夜です。
明日以降、立ち入りが出来なくなるということです。現場でレスキューして下さっている方々はどうなるのか。もう今夜以降は現場に入ることが出来ないかもしれません。
65万匹が置き去りに・・・
年間殺処分数より多い・・・
たとえ、警戒区域に入りレスキューを続ける何らかの策が出てきたとしても、とても愛護団体で救える数じゃない。
泣きたくなります。
殺処分される子達でさえ無くすことが出来ないのです。
約10〜15年かけて80万から半分に出来たとはいえ、10年はあまりに長すぎる。
10年もかかって40万しか無くせなかった。
それが今回は数ヶ月で65万・・・
国が動かない限り民間では無理です。
殺処分にしろ、災害時にしろ、命を救うことがこんなに難しく困難な越えられぬ壁ではならないのです。
命を救うことを背負う私達はいつもこうして身悶えするような苦悩と悲しみとやりきれなさを抱えて生きなければならないのです。
こんな現状も変えていかなければ、人類は生き残れないでしょう。
今回のことも一団体一個人で出来ることは限られます。
上記に犬猫を始めとする家庭で飼われていた動物達は含まれません。
その数を入れたらいったいどれほどになるのか・・・
いくら我が身を危険にさらし、敬服すべき愛護団体の雄志の方々が勇者のごとく現場で奔走しても、悲しいかな悔しいかな、それは百万分の数匹、数十数百かもしれないのです。
その上、立ち入り禁止にされたら・・・
でも・・・!
現地に駆けつけられないまでも、心寄せながらすべての命の救済を祈っている日本中の沢山の皆様、私達にも出来ることがあります。
以下に昨日当会に送られてきたものを貼り付けます。
ひとりひとりの力を持ち寄ること。今はそれが一番必要です。
どうか共に声をあげていきましょう!
一刻を争う事態で、今この時にも沢山の動物達が飢えの中、苦しみながら命を絶たれようとしています。一秒でも早く、より多くの方々のお力を集められるよう、拡散など皆様のお力添えをよろしくお願いします。
(以下、昨日(4/20)送られてきた呼びかけを貼付)
Subject: 福島原発避難地域の家畜救済に関するお願い
各界の皆様福島原子力発電所の事故により多くの農家が家畜を取り残して避難しており、20km圏内の牛と豚だけでも3万頭以上(鶏は60万羽以上)の家畜がただ飢え死にを待っている状態です。
現地に入っている方々の情報では、地震から1カ月以上経った今でもまだ生きて、餓えと闘っている動物がたくさんいます。(ぜひ参照URLの映像をご覧ください)
これだけ多くの動物を見捨てて餓死させることは人道上許されることではありません。(家畜とはいえ、屠畜して殺すのと、放置して餓え死させるのでは全く話が違います。)
ゴールデンウィークにかかると、状況がいよいよ絶望的になると思われます。
■以下のNGOの提案項目を皆様からも政府、国会議員等へ至急訴えていただきたく、ぜひともお願い申し上げます。
- ALIVE(地球生物会議)
福島原発避難地域の畜産動物に関する要望- 農業と動物福祉の研究会
被災家畜の救護と家畜公衆衛生対策についての要望以上、よろしくお願い申し上げます。
参考URL
- 動画:福島原発避難区域の動物たち(4月5日時点)
- 動画:福島原発避難区域の動物たち(4月6日時点)
- 動画:福島原発10キロ圏内 / 泣き叫ぶ牛たちの末路
- 動画:福島原発20キロ 牛たちを餓死させないで
- 宮崎大学農学部 獣医衛生学研究室
個人のブログから
- 『うちのとらまる』牛達の運命
- 『新庄動物病院の掲示板』福島第一原発周辺の動物たち、、、その5
訴え先URL(参考)