プラーナの「世界先端医療の現場においての動物実験の現状」
調査報告



 はじめに 


この「世界先端医療の現場においての動物実験の現状」を調査しようと思ったきっかけは、ある新聞記事でした。
それが、まず最初の調査報告にある、京都府立大学での犬を使った研究です。
皆様は冒頭の新聞記事を読み、どう思われましたか?
脳死と心臓死の倫理的是非は今後考えていかなければならないテーマでありますが、ここで問うのは控えます。
今回この記事を取り上げたのは、皆様もきっとお気づきの通り、この研究において、犬が多数実験に使われたということです。
記事の内容から、この実験ではワザと犬を出血多量、もしくは窒息させて殺し、その心臓が蘇生するかどうかの実験を行なっていると推測出来ました。
例えば、出血多量は交通事故などによる死亡を仮定して心臓死の後移植が出来るかどうかを調べたと予測出来ますが、死の状況によって心臓の蘇生に差があるかどうかの実験のために、犬がその命をわざと奪われる訳です。

知人の外科医の先生に記事への見解を尋ねてみました。
世界的に注目される研究であるから、恐らく実験の際には実験動物には最善の配慮がされているであろうとのことでした。
具体的には、麻酔をかけて苦しまないように仮死状態にした後、出血させる、もしくは、ガスによって窒息させる方法がとられただろうということです。
勿論、配慮されるのが当り前であって、動物に苦痛と恐怖を味合わせていたとしたら、世界的に紛糾されて当然です。
しかし、たとえ、配慮がされていたとしても、その実験は本当に必要なものなのか。
知人の外科医は、「移植ともなると相当の技術が必要になる。その訓練はシュミレーションでは完全ではない。
やはり人間に近い大型動物、犬や猿、豚などを、人間に応用する前に使用せざるを得ないのではないだろうか。」
という見解を持っていらっしゃいました。

我々には本当に必要なのかどうか首をひねるこの実験が、今の医療技術では認めざるを得ない範疇なのか?
しかし、それを確かめるためには、今回の実験がどのように行なわれたのか、実際の状況を知らねばと考えました。

回答の内容を読み、あらためて我々は愕然とする思いでした。予測してはいましたが、目のあたりに突きつけられるとなおさらに打ちのめされるようでした。
たとえ実験動物になるために育てられた存在であっても、なかっても、皆、魂を持ち、恐怖や苦しみの感情だって持ちます。
先端にある医者達のこのような意識が変わらなければ、日本の動物実験の現状も変わらない。
食肉と同じという見解がこうして出てくることにも大きな問題を感じます。
払い下げ(保健所に持ち込まれた犬猫を大学などに実験動物として払い下げること)の犬もけっこう使われていたこともショックでした。

今後、このような形態で、新聞等で発表される医療研究に対し、質問書を送付し、研究者や企業の動物実験の実態、ならびに意識を調査していきます。
データーを集め、順次HPで公開すると共に、動物実験に疑問を感じ、動物実験を減らそうと声を上げ始めた一線で活躍している世界の医学者達や、海外の主要愛護団体に意見を求めます。そして、日本の医師・研究者に対し、動物実験をなくしていくための努力の呼びかけを、彼等や皆様と共に行なっていきたいと考えております。



京都府立医科大学/「心臓蘇生研究」における動物実験について

滋賀医科大学医学部/「再生医療実験」における動物実験



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