インターネット猫虐待中継男に有罪判決 



猫虐待中継に有罪  「ネット利用、悪質」
(10月21日 讀賣新聞)

インターネットのホームページの掲示板に、猫を殺す映像を掲載し、動物愛護法違反の罪に問われた広島県呉市焼山西3、無職松原潤被告(27)の判決公判が21日、福岡地裁で開かれ、冨田敦史裁判官は「動物の命をもてあまし軽んじた悪質な犯行」として、懲役6月、執行猶予3年(求刑・懲役6月)を言い渡した。

 判決によると、松原被告は5月6日夜から翌未明にかけ、福岡市東区の自宅(当時)で、猫の耳や尾を切断。最期は足を引っ張るなどして殺し、その様子をインターネットで中継した。

 冨田裁判官は「インターネットの掲示板という無責任な仮想空間で、虐待行為を実行して見せた悪質な犯行。(インターネット中継は)良識ある多くの人に不快感や嫌悪感を超えた深い精神的衝撃を与えた。」と指摘した。



プラーナコメント

執行猶予がついたことで被告松原は刑務所行きを免れることになりました。
「福岡地検には厳罰を求める手紙などが三千通以上寄せられ、同地検は動物虐待では異例の逮捕、起訴に踏み切った。(神戸新聞)」
上記のように確かに逮捕、起訴は異例であったかもしれませんが、厳罰を求めた社会の声にこの結果は果たして答えたことになるのか、多いに疑問が残ります。

裁判官は「インターネットの掲示板という無責任な仮想空間で、虐待を実行して見せ、多数の人々に不快感、嫌悪感を超えた深い精神的衝撃を与えた。」とした上で、「被告人のみならず家族までもがプライバシーに関する情報を公にされ、社会的にも行き過ぎた制裁を受けている」と述べたと報道されていますが、(以上、神戸新聞より抜粋)
あくまでもその内容だけを見ると、この判決理由の中には『動物愛護』の観点から、また『生命の尊さ』の観点からの言葉は含まれていないように感じます。
勿論、判決文全体の中には存在しており、報道で取り上げられなかっただけなのかもしれませんが、報道から判断するしかない我々国民にとっては最も肝心であり、最も期待していた言葉が無かったことに不満を感じずにはいられません。

人間に与えた不快感よりも、我々は表現の仕様もない苦痛と恐怖の生き地獄の中、その命を終えなければならなかった被害者の猫に対する償いを求めて欲しかった。
法にも、そしてそれを伝えるマスコミを代表する社会にも・・・
これでは世論に押されての形だけの裁きとの思いも拭えません。
改正された動物愛護法の精神に真に則った裁きを期待していただけに正直、起訴が叶ったことは評価したいながらも、何かやるせない思いの残ってしまう結果となってしまいました。
それと同時に、『生命の重さは皆同じ』これからも、その声を上げ続けていかなければとの思いを改めて強く思わせる結果でもあったと思います。
御協力、御支援下さった皆様には改めて御礼を申し上げると共に、今後このような事件を起こらせないように、これからも力を合わせ声をあげていって下さることを、お願い申し上げたいと思います。




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