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●偶然プラーナのホームページを見ました。
ホームページの内容は私にとってとても衝撃的なものでした。私は全く知らない世界を知ったのです。
それから私はこの動物たちを少しでも多く救う方法を考えました。しかし、今の私には保健所の管理施設を変えることも日本のペット事情を変えることも無理です。
そんな時、プラーナHPにある言葉を思い出しました。「知らないことは罪である」
それをきっかけに私はもっと多くの人にこの現実を知ってもらいたいと思いました。学校でみんなと話し合い、さっそくプラーナのほうに電話したところとても親切にアドバイスしてくださいました。
それをもとにしてミニパネル展と署名集めをやることに決めました。みんなと話し合っていくうちにパネルだけではなくチラシも作ろうということになりました。
プラーナの方々の協力があったので準備は順調に進みました。1日目準備をしていると1人の男性が自転車から降りて立ち止まってくれました。初めて見てくれた人が涙してくれました。
その涙を見た瞬間私たちが訴えたかったことがちゃんと伝わったのだ、ととても感動しました。その後も次々と人が立ち止まって真剣に見てくれました。
ある人は「がんばって」ある人は「ありがとう」と声をかけてくれました。そう言ってもらう度にやってよかった、と思いました。
私は以前から動物に興味を持っていて、将来も動物に係わる仕事をしたいと思っています。
今までこのような悲惨な現実を知らなかったので、改めて命の尊さを学びました。そしてまた、私の中で動物に対する思いも変わりました。
もしパネル展をやっていなかったらこの現実を知る人は今よりも少なく、また苦しみを味わう動物は増えていたでしょう。
動物は飼い主を選ぶことはできません。動物は人間と同じ生命をもった生き物なのです。当たり前のことですが、当たり前でなくなっているということを知りました。もし当たり前のことだとすべての人が思っていたら虐待はないでしょう。また動物を捨てる人もいないでしょう。
本当に小規模なパネル展でしたが、私にとってとても素晴らしいパネル展でした。
プラーナの方々はとても忙しい中私たちのために時間を削っていただいてくださいました。プラーナの方々に協力していただいたおかげでこのパネル展は成功しました。本当にありがとうございました。(原田)
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●私は初め少しでも多くの人々に動物たちの現状が分かってもらえたら、とこの活動に参加しました。
とは言っても私も現状を知っていなかったのです。私が得られる情報といったら、本やパソコンでのホームページぐらいでした。その程度でした。
だから初めてプラーナから送られてきた写真を見た時のショックは大きかったです。私の想像よりはるかに悲惨な現状が写されていました。特にショックだったのは動物実験されている犬の写真でした。それまで私の想像する動物実験とは、化粧品の場合動物の皮膚に長時間塗り、それで異常な反応が起こらないかというものだと思っていました。
でも、その写真の犬のおかれている場所は掃除がされてないような檻の中で体は全く健康とは言えない様子でした。同じ人間がこんな事をしているという事はなんだか悲しいです。
この前、大学で薬学を勉強していたと思われる人が言っていました。「かわいそうなんて言っていられないの。はい、血をぬきます。そんな感じだった。」と。
私は確かに命を犠牲にする事はやむをえない場合があると思います。でも、死に慣れてはいけないと思います。慣れて欲しくないです。
さて、パネル展をしてみて、私は何かやろうと行動を起こせば何らかの成果が出るということがよく分かりました。
今回私たちは2日間だけ人々に動物たちの現状をうったえました。でも、2日間だけでもパネル展も目を向けてくれる人、足を止めてくれる人、また、涙を流してパネルを見る人までいました。あの小さなパネル展でも人々の心にうったえるものがあったなら私たちの活動はすごく意味のあるものとなったと思います。
普通このような活動をしようと思っても責任があったりして実行できる人はごくわずかでしょう。私たちだってあと3年ぐらいして成人したり、またこれを1人でやるとしたら責任が重くのしかかり実行に移せなかったかもしれません。でもやる前に失敗を恐れるよりも、やはり実行に移すことが大事だということが分かりました。
パネル展をする前は不安もあったけど、終わってみると達成感ですごく気分がよかったです。この活動がうまくいったのはプラーナのみなさんの協力があったからです。
私たちだけの力では出来なかったかもしれません。本当に協力ありがとうございました。(倉持)
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●初めは私たちに出来ることはほんの少しだと思っていました。
しかし、プラーナのみなさんの協力により私たちの活動は思っていた以上に納得のいくものとなりました。
動物実験の様子のパネルを準備している時に私は初めて動物たちが受けさせられている実験の恐ろしさを知りました。
駅付近に展示したそれらのパネルを立ち止まって見てくれる人たちがいました。その時は嬉しい気持ちで一杯になりました。自分たちがしていたことが認められた気がしました。少しだけなのだろうけど、実験用とされる動物たちの現状を知らせることができたと思います。
自分たちのこれらの活動を成功させることができ嬉しく思います。(坂野)
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●今回この動物実験禁止の署名運動を通して、初めて身近に動物たちの命の現状を感じました。そして、人間はなんて残酷な生き物なのだろうと悲しくなりました。
2日間の活動を通して1番最初に署名をしてくれた時と涙を流してパネルを見てくれた人を見た時、やって良かったと思いました。(稲垣)
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●このパネル展の準備をするのは私にとって大して大変ではありませんでした。それよりも考える事の方が大変でした。
パネルを見てこの現状を放っておくに忍びないと思いました。「でもどうやって?」そこからが大変になりました。
動物実験なんてして欲しくないと思っていても、やらないと病気の治療は困難になると思います。保健所に連れてこられても保健所にいつまでも置いておくわけにはいきません。飼い主の責任といっても、どうやったら無責任な飼い主がいなくなるのか…何を考えてもそれ以上先に進めませんでした。
私の家ではペットを飼っていませんが祖母の家には犬がいます。2日間世話を頼まれた時、犬は2日目にまた寂しくなると分かっているかのように明らかに動きが違いました。こんな感情豊かに生きているのに、どうして人間と犬との間でこのような悲しいことが現実に起こるのだろうかと思いました。
ヒトにもイヌにもその他の動物たちにも、どっちの方が上か下かなんてつけようがないはずです。そういろいろ考えると、まだまだ進まないけれどこのパネル展をやったことで何かが進んだのではないかと思いました。(斉藤)
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